古戸の寿栄山地蔵院(廃寺)、開基不明。
御本尊、延命地蔵菩薩、他に千体地蔵
移し寺、高知県宝珠山津照寺(しんしょうじ)
ご詠歌、法の船入るか出るかこの津寺 迷うわが身をのせてたまえや






 

 地蔵院は、現在上新木青年館となっています。真言宗豊山派もと龍泉寺の末寺でした。  開山開基は不詳ですが、貞享三年(1636)銘の舟形大日如来像を浮彫りにした墓碑があり江戸時代始めには僧が止住していた事が分かります。明和七年(1770)に旧本堂が造られ、明治六年に廃寺となりました。  明治30~35年頃に、東京都下の人々が盛んに参詣し千体地蔵菩薩像や護摩道具が寄進されました。  地蔵堂は、昭和44年老朽化により解体され青年館を新築、一時その一間に安置されたのですが、昭和57年に現在の堂が建てられ、厨子入り本尊の後に千体地蔵1227体が祀られました。  他に不動明王立像があります。大師堂は文化四年(1804)の建立です。








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