布施の薬師堂
御本尊、薬師如来
堂脇に文化4年(1807)の霊場石柱があります
移し寺、香川県小松尾山大興寺
御詠歌、うえおきし小松尾寺を眺むれば
    のりのおしえの風ぞふきぬる
 











 

 大師道石塔に「文化四年卯月建」と銘が刻まれています。札所堂と薬師堂は、近年、荒屋敷の寺山(ふるさと会館)から移されて来ました。
 句碑「賽銭を篩いにかけて日照草 富貴子」、読み、さいせんを ふるいにかけて ひでりそう、解読すると、賽銭泥棒が賽銭箱の引出しの鍵を壊して篩いにかけたら米粒が・・
 お大師さまには、お供米で祈願する習わしがあり、賽銭箱に銭だけとは限らないのです「お米は雀のためにね、盗人さん・・」
 境内には、桜と同時期に「白いたんぽぽ」が群生して咲きます。花名「白花たんぽぽ」といい純日本種の「たんぽぽ」です。西洋種に負け絶滅しそうです、だが最近は種子を買えるとか。
 


 

 七里ヶ渡し場跡と鈴掛の大樹 <柏市指定文化財>
 

 取手市側の戸頭との間に「七里が渡し」がありました、取手に渡る最も古く、年代はあきらかではないのですが平安時代以前からの渡しでした。
 新大利根橋の脇に鈴掛(プラタナス)の大樹の袂に柏市の案内板があります。七里ヶ渡しは水戸街道の脇往還としての役割を果たしていました。 又、諏訪道とも言われ、流山から旧日光街道を柏市豊四季へ宿連寺を経て布施弁天~戸頭~小張~谷田部~土浦で水戸街道へ合流した水戸街道より古い街道で「水戸街道の脇往還」といわれていました。
 俳人の小林一茶が守谷の西林寺の旅では頻繁に使われた道筋です。さらに土方歳三が会津への旅に七里ヶ渡しを渡り、鬼怒川沿い(旧R294)に北上したようです。

ICON 利根川の「七里ヶ渡し」








ICON 参加者配布資料


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