屋号、権兵衛(山崎家)個人所有の札所堂です。
昭和四十年頃観音堂の改築の際、古文書が発見されました。稲観音堂の改装に関わる古文書でした。
平成15年、境内が整備され大師堂が新しくなりました。改築される以前の古い大師堂写真(上)です、
銅版葺屋根にリニューアルされ、堂前庭も整地されましたが 古い樹木と石柱は残されています。
「稲のやぐら」、鎌倉には武士の墓であった「やぐら」なる横穴を崖に見ることがあります。
同じような横穴を稲でも見掛けることがありましたが、平成になって次々に無くなってしまいました。
35番札所後ろは入江のような地形で野球場ほどの広さの沼がありました。話では利根川に繋がっていたので、舟寄場であったとのこと。
稲の農家の女性は停泊する船頭等に食料の商いをしていたとか。ここで「やぐら」を見たことが蘇ります。
鎌倉のやぐらとの違いは、墓では無く食料保存庫で天然の冷蔵庫であった様子です。
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